子供は可愛いです。目に入れても痛く無い、と思う時もあります。
とはいえ、仕事や家事と生活の忙しさの中で、子供の相手に疲れる事もあります。イライラが募り、機嫌悪く家族に接してしまい、自己嫌悪に陥る経験は皆持っているでしょう。
どういった行動に気を付ければ互いに笑顔で過ごせるか。今年で結婚10年、無益な争いを繰り返した経験から、やってはいけない行動。やらない方が良い行動。振り返ると多数あります。
奥様が怒った行動、旦那の家事イライラ集として書いていきます。
奥様のイライラ、奥様の機嫌が悪くなる時
・だんなの家事、育児への無関心
・だんなの家事、育児への軽視
家事や育児の負担は奥様の方が大きいのが実情です。家族のため、子供のため優先して家事、育児に努めている奥様への敬意が見られない行動は奥様の機嫌を損ねます。
イライラ集[い]:育児を放棄するべからず

育児は楽しく、やりがいがある事です。ただし、元気と興味が溢れている子供の相手をするのは体力を使います。奥様だけがずっと一緒に遊ぶのは、流石にしんどい。だんなも育児に参加して、負担を半分、楽しみを倍にしていきたいですね。
厚生労働省データ 仕事と育児等の両立調査データ
厚生労働省の調査にて、男性の育児参加時間について以下のような結果があります。
出典:仕事と育児等の両立に関する実態把握のための調査研究事業 令和2年度厚生労働省委託事業
調査対象:20~40代で3歳未満の⼦どもを持つ、①男性正社員(1,000⼈)、②⼥性正社員(1,000⼈)
◆正社員(男性)の普段の仕事がある日の育児時間
・30分未満が合計36%
・30分~1時間未満が25.9%
男性の1時間未満が合計で65.9%。ちなみに正社員(女性)の1時間未満は2.7%。2時間〜4時間が45.4%。
◆実施頻度の高い育児項目
毎日実施している育児の割合を抜粋。(カッコ内の%は毎日と答えた割合)
・毎日行っている育児の頻度が高いものは、遊ぶ(47.2%)
・泣いた時や機嫌の悪い時にあやす(40.3%)
・おむつの交換やトイレの助け(39.8%)
・風呂に入れる(30.7%)
正社員(女性)の場合は大半の項目が80%の実施
◆実施頻度が低い育児項目
・保育所等への送り迎え(5.5%)
・育児に関する予定の管理(4.9%)
・育児に関する情報収集(7.4%)
正社員(女性)の場合は大半の項目が50〜60%の実施
抜粋した男性、女性のデータはどちらも正社員です。会社での役職などの差異はあると思いますが、同じ正社員として働いているのに差は大きいですね。平日、休日に時間を作って積極的に育児に取り組みたいと思させるデータでした。
また、データから男性の育児は身の回りの世話に関わる内容が中心になっています。保育園との関わりや予防摂取など予定の管理は女性の実施が大半であると読み取れます。
正社員(女性)、非正社員(女性)のデータ詳細、子供の人数など分けて調査データありますので、詳細興味あればリンクを確認ください。
奥様が怒る行動
育児に関して、女性が多くの時間をかけて遊びや身の回りの世話、教育や健康管理を日々考えてくれています。
仕事の都合で平日に育児が疎かになることは仕方がない、しかしながら休日も奥様に育児を任せきり。となると奥様も小言が言いたくなる気持ちもわかります。
- 仕事がない休日にだんなが一人遊びに出る。
- 公園などに行って遊ばせるが、一緒に遊ばない。遠くでスマホを眺めている。
- 育児より息抜き優先。
- 育児に参加しないのに育児に批判を述べてくる。
- 育児に無関心。
- モラハラをする。劣等感を与える。
- 子供の好奇心を押さえこむ。
- 子供の話を聞かない。奥様の話を聞かない。
- 暴力を振るう。(論外)
育児に無関心なだんな
イラストに描きましたが、家族で公園に遊びに行くと、端の方でスマホを熱心にいじっているだんなを見かけます。
片手にタバコを咥えている人もいます。
外出に付き合えばあとは放って置いてよいなんて事はありません。せっかく家族で外出してもだんなは関与しないで一人遊びをしていてはもったいないです。一緒に遊んで、子供の興味に応え、子供の成長を刮目しましょう。
育児より自分の息抜きが優先なだんな
だんなが家庭で育児も家事も参加しないと、奥様は子供とだんなの世話をするのか、と憤りを感じ怒りが溜まります。
正社員・女性の毎日の育児時間は2時間〜4時間が45.4%となっており、事によっては残業より長い時間を毎日こなしています。大変なのは正社員・男性(だんな)だけではないと認識しておきたいです。
モラハラするだんな
子供には時に一般常識が通じません。親がどの様になって欲しいか、よく考えて接してあげる必要があります。
会社で後輩を教えるのとは訳が違います。非常識な行動に対して、会社であれば『それくらい常識だろ、ちゃんと勉強してこい』と言えるかもしれません。
しかしながら、子供は常識と非常識を大人が教えてあげる必要があります。ちゃんと一人の人間として尊重して、どの様な心を育んで欲しいか、考えて育児をしたいです。
暴力だんな
暴力はだめです。絶対に害しかないです。どんな人の思い出話も、育児書も肯定する行為ではありません。
私は親からは暴力を受けた事はありませんが、小学生の時に先生に受けた暴力を今も根に持っています。
暴力を受けた以降、この人には絶対に心を開かないと硬く誓いました。理由は忘れましたが、恨みは覚えています。
そう、暴力を受けたら理由なんかより怒りと不信しか残りません。
心がけたい行動
- 一緒に遊ぶ。
- 時に奥様と離れて遊ぶ。
- 触れ合いを持つ。
- 自分が子供時代にした遊びを教える。
- 同じ遊びの繰り返しの中での成長を観察する。
- 物事に挑戦している際に、すぐに手を出さずに見守る。
- 愛着を持って接する。
日々の育児に参加していきたいところです。義務的に考えるのではなく、可愛い子供のため。大切な奥様のため。家族の幸せがだんなの幸せにつながります。つまりは自分のためになるという事を忘れずに心がけたいです。

気付きたい感謝
子供の成長を見守れる時期は長い様で短いと言います。私の娘は7歳です。生まれてから今まで、振り返ればアッという間でした。初めて寝返りをした時、初めて立った時、歩いた時、スマホに保存されている動画を見ると懐かしくて、愛おしくて涙が出てきます。
現在に至るまでよく成長したな、と感慨深いです。
子供の成長を見守れる時期は長い様で短い。今目の前にいる子供の成長を見守れるのは今だけと意識して、後で成長を見逃したと後悔しない様にしたいです。
- 育児の大変な時を思いだし、子供の成長を見守ってきた奥様に感謝を抱く。
- 子供が当然のように出来るようになっている行動、習慣を育んだ経過を思い出す。
▶︎トイレに一人でいく
▶︎一人で手を洗う
▶︎好き嫌いなくごはんを食べる
奥様をイライラさせてしまったら失敗事例として覚えておく
子供は母親が大好きです。母親も子供が大好きです。とは言え、ずっと一緒にいるとやはり疲れは溜まります。だんなが仕事ばかりしていると奥様も日々の育児に疲れ、穏やかな気持ちで育児に向かい合えなくなってしまいます。奥様が子供に対して苛立ちを感じていると気づいた際は、だんなの育児の参加が不足しているかもしれません。
以前、育児の父親と母親の影響違いについて、母親の方が圧倒的に子供に対する影響が強い。と見聞きしたことがあり、残念に思いました。
しかしながら、自分が仕事が忙しく育児が疎かになってしまった際に気付いた事があります。だんなの育児時間で母親の機嫌は大きく変わる。そして、育児は自分にとってストレス解消になる。何より良い思い出になると。
自分の忙しさに夢中になっていた期間は失敗であったと反省しました。
子供と話すと和みますし、はっとさせられる様な言葉が出ることもあります。日々成長している子供と接することは、大人にとっても良い刺激になると思います。
失敗事例と反省、気づきは忘れずにしておきたいものです。
まとめ
育児は楽しい。育児は大変。
奥様、だんな、力をあわせて楽しんで育児が出来れば良いな、と強く思います。
育児本として有名な『私たちは子供に何ができるか』には子供にとって必要な”非認知スキル”を環境の産物と述べています。
やり抜く力(グリット)、好奇心、自制心、楽観的なものの見方、誠実さといった気質『非認知スキル』は、子供をとりまく環境の産物である。
『私たちは子供に何ができるか』ポールタフ(高山真由美:訳)
子供と親が親密化関係を築き、真剣に向き合い、甘やかし過ぎない。
成長を育む環境を保つ為には、親側も気持ちにムラが出ないようにうまくストレスをコントロールしたい所です。
奥様とだんなで信頼関係を築き、家庭内のストレスを減らして、協力して育児に取り組むことが大切と強く思う次第です。
ではまた。
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