生活騒音のトラブル、不満としてよく挙げられるのが足音、とくに上の階の人の足音があがります。
激しく駆け回っている足音、通常の生活の足音と音の大きさはまちまちですが、気になりだすとイライラしてしまう事ありますよね。
気になる足音の確認、生活騒音の解説とノイズキャンセリング機能の期待値を解説。
- 上の階の人の騒音レベル測定、検証
- 生活騒音の解説
- ノイズキャンセリング機能イヤホンの期待値
- 代表的なノイキャンイヤホン
上の階の足音の騒音値(デシベル測定)
騒音はdB(デシベル)と呼ばれる単位で測定されます。
携帯の簡易的なアプリですが、測定検証してみました。大きな音に反応して騒音値が変動して面白いです。
家で検証
娘の協力でどの程度の騒音レベルを調べました。
2階で普通に歩き回った場合、激しく走り回った場合、とドタバタしてもらい、1階から騒音測定。
通常の歩行…50〜60dB
激しく駆け回る…65〜75dB
※騒音値測定条件|木造2階建て、協力…小学2年生の子供
環境省の調査書の参考値
ちなみに環境省の調査書では以下の水準になっていました。
騒音値は測定対象や測定環境のばらつきが大きいので、ある程度幅を持たせた数値になっています。
とはいえ、おおむね私の実測と近しい値になっています。
このdB(デシベル)値のその他の生活騒音の水準と、ノイズキャンセリングイヤホンでどの程度対策可能なのか、引き続き解説していきます。
生活騒音の解説
普段の生活で聞く音の大きさを騒音値「dB(デシベル)」という音の単位で表すことができます。
騒音レベル|一般
- 30〜50dB:静かな環境
- 50〜70dB:日中の生活音
- 70〜 dB:人の会話、会話を遮るほどの騒音
50dB(デシベル)を超えると、騒音レベルとしては日中に人が周りにいる生活をしている騒音レベルです。
上の階の生活音も日中の生活音の範囲内ですね。
騒音レベル|シチュエーション別
環境省が測定のシチュエーション別の騒音レベルをまとめてみました。
上の階の足音は50〜67dBなので、例えは60dB(デシベル)以上と想定すれば、家の中にいながらファミリーレストランの店内と同等の騒音を受けることになります。
嫌ですね。
騒音レベル | 騒音の目安 (一部リンク引用) | 生活騒音の目安 (筆者加筆) |
---|---|---|
70〜80 dBデシベル | ✈️ 航空機の機内 🚗 幹線道路周辺 🚃 在来鉄道の車内 😀 会話 | フードプロセッサー 掃除機 食器洗い |
60〜70 dBデシベル | 🚌 バスの車内 🍴 ファミリーレストランの店内 👣 上の階の足音 | キッチンの水流音 旋風機(強い) |
50〜60 dBデシベル | 💰 銀行の窓口周辺 🌊 海辺 📚 書店の店内 🏢 高層住宅地域(昼間) | 料理 テレビ(3m) 森の川辺 |
40〜50 dBデシベル | 🎨 美術館の館内 🗻 山村の田畑 📖 図書館の館内 🏠 戸建住宅地(昼間) 🏢 高層住宅地域(夜間) 😗 ささやき声 | 電子レンジ エアコン |
30〜40 dBデシベル | 🏠 戸建住宅地(夜間) 🏨 ホテル室内 | 食洗機 扇風機(弱) |
消音効果の機能については別記事も参考下さい。
ノイズキャンセリングイヤホンの静音効果
ノイズキャンセル機能は音楽をかけずに耳栓としても使用できます。
ノイズキャンセル機能のイヤホンをつけると、体感として10〜20dB(デシベル)音が小さくなるイメージです。
先ほど例でいうと、60〜70dB環境【上の階の足音】、【ファミリーレストランの店内】が、50〜60dB【書店の店内】、【図書館の館内】程度の騒音レベルに低減されます。
人の会話や歩き回る空間から、基本的に会話がない空間レベルまで静かになる想定となります。
実際に試してみた
再び娘に協力してもらい、ノイズキャンセリングイヤホンを付けてから、2階で動き回ってもらいました。
普通の歩行
まったく聞こえません。集中して読書や勉強ができそうです。
そもそも、ノイズキャンセリングイヤホンをしている状態では、後ろから肩を叩かれるまで気づかないくらいです。
背後の足音も聞こえない程の消音効果なので、上の階の音など聞こえません。
小学2年生が駆け回る
2階で駆け回り、飛び跳ねてもらいました。少し聞こえました。
ノイズキャンセリングイヤホンを外したら、うるさくて叱るレベルの騒音でした。効果は大きいとしておきましょう。
イメージはこんな感じ

おりゃおりゃー(ドタバタ)
ノイズキャンセリングイヤホンなし



うるさーい
ノイズキャンセリングイヤホンあり



静か
まとめ|ノイズキャンセリングイヤホンは高機能耳栓になる
ノイズキャンセリングイヤホン高機能な耳栓として、生活騒音を軽減してくれます。
今回は上の階の足音の軽減を検証し、しっかりと効果を確認できました。
音楽を楽しむだけではもったいない。日常生活、家事、勉強、読書と生活のあらゆる場面でつかえます。
静かな環境でストレス軽減
- うるさい騒音を消して、ストレスを軽減する
- 気になる騒音を小さくして集中モードに入る
私たちは音を無意識に聞いてしまいます。聞いていない様でも音は耳から脳に届きます。
大きな騒音にさらされ続けると、想像以上にストレスを溜めることになります。
ノイズキャンセリングイヤホンをうまく活用すればストレス軽減に役立ちます。
読書や勉強の際に、足音や話し声など気になると、意識まで持っていかれてしまいます。そうすると、読書や勉強など自分のことに集中できません。
今回は、家での階上の足音を検証しましたが、話し声や物音、家電の音など家の中でも騒音源は多いです。
ノイズキャンセリングイヤホンをつければ個人レベルで静かな環境は得る事が可能です。
騒音を打ち消して頭痛を抑制
ノイズキャンセリング機能は大きな騒音も軽減してくれます。
電車の振動音、大きな道路での騒音など、ずっと大きな騒音を聞いていると頭が痛くなる人もいると思います。
そう言った音も打ち消してくれて、耳や頭に入り込まないので頭痛の抑制に役に立ちます。
私が一番感激したのは、飛行機の中です。飛行機の機内では大きな騒音にずーと晒されます。なので飛行機に乗ると頭痛と疲労感がすごかったです。
ノイズキャンセリングイヤホンをしていれば、飛行機内の騒音も軽減してくれます。たまに外すと、機内と騒音の大きさにびっくりするレベルです。
頭が痛くなりません。旅も快適になります。
音楽を楽しむ
- 騒音の少ない音楽を楽しむ
- 掃除機など大きな騒音を出す家電を使用するときも音楽を楽しめる
- 小さい音量でも音楽がクリアに聞こえるので、耳や頭が痛くならない
ノイズキャンセリングイヤホンで音楽を楽しめば、周囲の温度を消した上で好きな音楽を流してくれるため、無駄に大きな音量にする必要がなくなります。
小さな音でも繊細な音が聞こえます。最高です。
代表的なノイズキャンセリングイヤホン
ソニーWF-1000XM3
今回の検証モデル、ソニーWF-1000XM3。
ノイズキャンセリングとアンビエントサウンドの切り替えもワンタッチなので、周囲の音が聞きたい時も取り外しする事なく状況に対応出来て便利です。


ソニーWF-1000XM5
ソニーWF-1000XM3の後継機。コンパクト化しておりデザイン、サイズ面でも魅力が増しています。
後継機のWF-1000XM5は小さくなり、重量34%も軽減されています。(WF-1000XM3:9g→WF-1000XM5:5.9g)
防水性もIPX4あり、汗の飛沫や雨に降られる程度は問題ありません。
ノイズキャンセリング効果が40%向上とあります。静音性が飛躍的向上です。


Apple AirPods
定番のApple AirPods。
ノイズキャンセリングイヤホンとして圧倒的にスマートです。
小さく、防水性も高い。運動時にも使用できます。ランニングなど運動する際は、イヤホンのフィット感と軽さが快適性を左右します。
AirPodsはイヤーチップのフィット感もスマホで確認できます。耳に入れるイヤーチップの装着性って、どれが正解は分かり難いんですよね。きちんと耳にフィットしているか、イヤホン側で判断して助言くれるのはありがたい。


ノイズキャンセリングイヤホンは高機能化、小型軽量、安価タイプ、と選択肢が増えてきています。
用途と目的を考えれば、きっとご自分にあった物が見つかると思います。ご参考になれば幸いです。
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