無水鍋で炊飯。毎日のごはんを美味しく。おすすめの使い方、比較。

無水鍋20cm、24cmの写真

無水鍋は本体と蓋に一体で取っ手が付いているアルミ鋳物で作られたシンプルな鍋です。

無水調理が出来て、ごはんも炊けます。

というか、元々は炊飯の為に作られたとのことで、とても美味しくごはんが炊けます。

無水鍋で作ったごはんは本当に美味しいです。

無水調理した食材は素材の味が逃げないので美味しく調理できます。

我が家で無水鍋20㎝、24㎝が2サイズが大活躍です。

なぜ美味しく調理出来るのか?構造と使い易さの理由について紹介します。

目次

デザイン|羽釜をヒントにしたシンプルなデザイン

羽釜をヒントにデザインされたそうで、蓋と組み合わせると銀色の羽釜の様な趣きです。

持ち手が一体で作られており、継ぎ目がないので美しく、同時に衛生的です。

個人的にはこの点も大きなポイントです。

蓋や取手などが別パーツで接続されていると、形が複雑になったり、接続部の掃除がうまく出来なかったりします。

その点、無水鍋は全てが一体で作られている為、壊れる心配もないし、掃除しにくい細かい部分も存在しません。

機能の秘密|無水調理を可能にするウォーターシール効果

本体と蓋がアルミ合金製なので熱伝導率が高い構造になっています。

熱伝導率が高いと加熱の際に熱が伝わり易く、鍋の底だけでなく壁面も均等に温まり易い

つまり、鍋にいれた食材を均一に温める事ができて、美味しさを閉じ込める事ができます。

特徴を図にまとめました。順番に解説します。

無水鍋の特徴一覧

無水鍋の名前の由来

無水鍋の本体と蓋はピタッと重なるかみ合わせ構造になっています。

このかみ合わせ構造で内部の水分が逃げにくい”ウォーターシール効果”を作る構造になっています。

鍋にいれた素材の水分で調理が出来て旨味が逃げない、ぼやけない。

例えば、無水鍋で蒸す枝豆は本当に絶品です。

枝豆を水洗いして、その水分と枝豆自身の水分のみ(+塩)で蒸す事が出来て旨味が逃げないんです。

お湯で茹でると如何に旨味を逃がしているかがよく分かります。

 無水鍋の多機能性について|蒸す、煮る、ゆでる、炊く、炒める、焼く、揚げる、オーブン調理にといった調理が出来る万能の鍋

“蒸す、煮る、ゆでる、炊く、炒める、焼く、揚げる、オーブン調理にといった調理が出来る万能の鍋”です。

その素晴らしさを列挙します。

無水鍋の素晴らしさ

  • 蓋も調理に使えて1セットで2役
  • 調理の幅は8役
  • 素材の美味しさを逃がさない
  • ル・クルーゼより軽い(同容量で比較の場合、重さは半分)
  • 圧力鍋より扱いが楽
  • 壊れにくい

蓋も浅底の鍋として使えます。1セットで2役こなせるんです。そんな鍋ほかに知っていますか?

調理の幅が本当に広いです。そしてどの使い方も普段より美味しく調理できます。

そして、圧力鍋より手軽です。扱い易いです。壊れ難いです。そもそも壊れる様な細かいパーツや接合が無いです。

アルミ合金製なので軽いです。

美味しさのポイント:無水調理

美味しさのポイントは無水調理です。秘密は無水鍋の構造にあります。

加熱方式:ガスコンロ、IHコンロ

無水鍋はガスコンロ、IHコンロ対応です。コンロの火力で一気に加熱が可能です。

蓋の構造
無水鍋は蓋が鍋にピタッとハマります。そして程よい重さがあります。蓋と鍋が一体化して温度も均一になり、ムラのない加熱が可能になります。

ウォーターシール効果
蓋の構造により鍋の内部の水分を閉じ込めます。素材の美味しさを逃がさない圧力鍋のような効果が得られ、美味しさを閉じ込めます。

無水料理が美味しい理由

無水料理ができる”無水鍋”のメーカー比較|無水鍋/ストウブ/ル・クルーゼ

我が家で比較検討したル・クルーゼやダッチオーブンと比べると半分程度の軽さである事がわかります。

スクロールできます
無水鍋KING 24ストウブ
ラウンドココット
ル・クルーゼ
シグニチャーココット・ロンド
サイズ直径(取手含む)31.6cm
直径 25.8cm
高さ 14.3cm
直径 30cm

高さ 15.3cm
直径(取手含む)32.5cm
直径 24cm
高さ 16.5cm
容量4 ℓ3.8 ℓ4.2 ℓ
重さ2.24 kg
鍋1.34 kg/蓋0.9 kg
4.6 kg4.3 kg

鍋として使う場合、容量分の水分を入れることになります。

おしゃれな鋳物ホーロー製の鍋は、普段遣いには重すぎです。

その点、無水鍋は軽くて扱い安いので普段使いにピッタリです。

軽くて、汎用性も高いのでキャンプで活用する方も多数の様です。鋳物ホーロー鍋との比較もまとめましたのでご参考に。

奥様

重さも、お値段も半分程度!
お得です!!

炊飯|一番オススメレシピはコレ!【ごはんを炊く】

そして、白米です。ごはんです。

無水鍋はもともと白米を炊くために開発されたとのことなので、当然おいしいです。

自分好みのごはんを簡単にアレンジ試せるのもポイントです。

柔らかめ、固めの好みを水の量と加熱時間で試して、自分好み炊き上げが可能です。(おこげも簡単に作れます!)

調理時間

効率的に加熱するので調理時間が約25分(強火→弱火15分、蒸らし10分)。とても短いです。(浸水時間除く)

ぶっちゃけ、加熱(強火→弱火15分)で炊き上がった段階、蒸らし時間を置かなくても美味しいです。

急いでごはんを炊きたい、となった時に15分チョットでごはんが食べられるなんて、最高じゃないですか?

炊飯時間(弱火時間)はお好みや、家庭のコンロ能力で変わります。   

    炊飯時間

炊飯時間(弱火時間)はお好みや、家庭のコンロ能力で変わります。
公式HPでは弱火10分。

料理研究家の有元葉子さんの本では15分。

クックパッド皆さんは12〜15分。

我が家はふっくらした米が一粒一粒たつ出来栄えが好みでしたので、長めで15分。

お好みで時間調整できます。

炊飯器との違いは? ① 美味しさ→圧倒的に美味しい

無水鍋で炊いたごはんは美味しいです。

これが米本来の美味しさか!

と感動するくらい美味しいです。

そもそも、 ごはん=炊飯器 と思っていた私は、

鍋でご飯が炊けるのか!!

と感動しました。

無水鍋と炊飯器との味の違いは、上記にあげた無水鍋の美味しさのポイント『加熱方式』『構造』にあります。

炊き上がりのツヤが違います。おこめの味が違います。

炊飯器との違いは? ② 保温性能→なし、でも問題ない。欠点ではない。

無水鍋に保温機能はついていません。

ここは炊飯器には劣る点ですが、炊飯器のごはんは保温時間が長いほど、味が落ちますよね?

我が家では、炊飯器でごはんを作る場合でも、炊き上がったら保温しません。すぐに冷凍です。

なので保温機能がないのは問題ありません。

炊飯器との違いは? ③ 冷凍ごはんのおいしさ→炊飯器の冷凍ご飯より圧倒的に美味しい

無水鍋で炊いたごはんは、冷凍ごはんでも美味しいです。

そもそも炊き上がりが美味しいので当然ですが、保温機能がないことも関係していると思います。

炊いた後に、保温により余計な加熱をしないことでお米の水分を奪う様な劣化を避けられているのだと思います。

この元々炊き上がりが美味しい無駄な保温加熱をしない事が冷凍ごはんも美味しさを保っている秘訣だと思います。

※上記の理由が、私が炊飯器でごはんを炊く場合でも保温しない理由です。炊飯器で作った炊きたてと保温数時間後のご飯を冷凍、食べ比べしてみてください。解凍したごはんの美味しさが違うはずです。

レシピ ごはんを炊く

STEP
お米を水にさらす 【30分〜1時間】

お米を洗ってザルにあげ、分量の水につけておきます。炊飯器でお米を作る時と同じです。

STEP
無水鍋にお米と同じ量の水+α(1〜2割増し)を入れる

水はお米より多め推奨です。お好みで良いと思います。

3カップのお米であれば、水は3カップ半を入れるのが目安。おまけにチョイって入れちゃってOK。

STEP
強火で加熱

沸騰するまで強火にかけます。

沸騰すると鍋と蓋が”カタカタ”と音を立てて揺れますのでそれが合図です。

蓋の間から蒸気も出てくるのでどちらで判断してもOK

STEP
弱火で加熱 【15分】

弱火にして15分待ちます。特に手をかけることはありません。

STEP
火を止めて蒸らす 【10分】

蒸らします。蒸らし終えたらしゃもじでよくかき混ぜて完成です。

仕上がりのお好みは、水の量と、弱火時間で調整です。

水が多くなればしっとりします。

加熱時間を長くすると米が硬く仕上がります。

おこげを作る場合

STEP5の火を止める前に強火で30秒〜60秒

これだけです。鍋に接している部分がうっすら色付いて、美味しいおこげになります。

まとめ|無水鍋は日本製「ムスイ」一番!


ごはんもおかずも何でも無水鍋で作れます。その他にもカレーも美味しい、ローストビーフも作れる。万能です。

難点があるとすれば、何でも美味しく作れるので、無水鍋が足りない!というジレンマに陥ることです。

無水鍋で美味しいカレーを作った場合、当然美味しいごはんと一緒に食べたくなりますよね?

でも、無水鍋はカレーに使っているので、ごはんを炊く無水鍋が無い。と悲しい気持ちになります。

そうして我が家は無水鍋2台持ちに至りました。

多分、無水鍋好きの方々にはあるあるだと思います。

一人暮らしの方、結婚した方、是非ともオススメです。

そういった方への贈り物としても絶対に喜ばれます。

ではまた。

おまけ情報|便利な鍋つかみ付き

大きくて使いやすい、付属の鍋つかみ

無水鍋を購入すると、レシピ本と専用の鍋つかみがついてきます。

鍋つかみは大きめのサイズで使い勝手が良く、ヘビーローテション間違いなしです。

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