無水鍋とストウブ、ル・クルーゼ。どちらも気になる人気のお鍋ですよね。
憧れで購入した2つの鍋の比較レビュー、メリット、デメリットをまとめます。
スペック比較ではもうひとつの人気鍋、ル・クルーゼも加えてまとめますので、是非参考にしてください。
ちなみに、私のオススメはやはり無水鍋です。普段使いしやすく、ごはんも美味しく炊ける神鍋だと思っています。
でもストウブもあってよかった、という活躍の時があります。そんな使い分けについてもご参考いただければ幸いです。
無水鍋、鋳物ホーロー鍋(ストウブ、ル・クルーゼ)比較
鍋は料理の道具。何を期待するかというと料理の便利さ、美味しさです。
我が家が購入検討した鍋は以下の通りです。いずれも無水調理が出来る、という点をポイントとしていました。
スペック | 無水鍋KING 24 | ストウブ ラウンドココット | ストウブ ブレイザー ソテーパン | ル・クルーゼ シグニチャーココット・ロンド |
---|---|---|---|---|
サイズ | 取手幅31.6cm 直径 25.8cm 高さ 14.3cm | 直径 30cm 直径 24cm 高さ 15.3cm | 取手幅31.7cm 直径 24cm 高さ 11.6cm | 取手幅32.5cm 直径 24cm 高さ 16.5cm |
容量 | 4 ℓ | 3.8 ℓ | 2.4 ℓ | 4.2 ℓ |
重さ | 2.24 kg 鍋1.34 kg/蓋0.9 kg | 4.6 kg | 4.21 kg 鍋2.81 kg/蓋1.4kg | 4.3 kg |
価格 | 16,400円 | 25,520円 | 25,000円 | 23,999円 |
無水鍋、鋳物ホーロー鍋でできること|無水調理が出来る
無水調理とは、水分を最低限の使用のとどめて、素材そのものの水分で調理をする方法です。
余計な水分を使用しない為、素材そのものの味が凝縮されて美味しく、栄養価も逃し難いです。
鍋と蓋の隙間が少なく、蓋に適度の重みがあることで、煮込み料理や蒸し料理での素材から出た水分を閉じ込めます。
無水鍋、鋳物ホーロー鍋でできること|普段使いの家庭料理を一段とおいしく
普段使いとしては、煮る、茹でる、蒸す、揚げるの用途が一般的かと思います。
シチューなどをじっくり煮込む等の料理も憧れますが、日々の生活で頻繁に作る料理ではないと思います。
毎日の料理を美味しく、となると普段のレシピが手軽に作れる事が普段使いの鍋に求める点です。
煮る | 茹でる | 蒸す | 揚げる |
---|---|---|---|
カレー 肉じゃが 筑前煮 ポトフ | 温野菜 ブロッコリー 枝豆など 鍋もの パスタを茹でる | しゅうまい さつまいも 栗 | 唐揚げ 天ぷら コロッケ とんかつ |
普段使いの鍋に期待する事|手軽さ = 軽さ 、洗い易さ 、メンテナンス性
毎日使う鍋に大切なのが手軽さです。
手軽さ = 軽さ 、洗い易さ 、メンテナンス性
手軽さとして鍋自身の重さを比較した時、圧倒的に無水鍋が軽いです。
無水鍋はアルミ製なので、材料自体の密度が鉄の3分の1程度です。
同じ大きさのものと比べた場合、3分の1の重さと言う事です。実際の重さ比較は表にまとめた通りです。
鉄製の鍋は4kg以上あり、普段使いとして重いと言わざるを得ません。
鍋に食材や水を入れるので、鍋の重さに2〜3kgは重くなることを忘れないで下さい。
そうすると例えば野菜を茹でて、湯を捨てる際に持ち上げる重さは6〜7kgです。
普段使いとして、無水調理が出来て、美味しくなるとしても、ちょっと躊躇する日もある気がしませんか?
アルミ無水鍋と鋳物ホーロー鍋との特徴比較、メリット・デメリット
鋳物ホーロー鍋とアルミ無水鍋の比較としてメリット、デメリットをあげてみます。
特徴の比較
項目 | アルミ無水鍋 | 鋳物ホーロー鍋 |
---|---|---|
特徴 | 熱伝導率が高く温まり安い | 熱伝導率が低く、保温性がある |
メリット | 軽い 鍋が温まりやすい 無水調理が可能 用途が幅広い 1鍋8役、ご飯も簡単に炊ける | 保温性が良い 煮込み料理のガス代が抑えられる 無水調理が可能 おしゃれ、鍋のまま食卓に出せる |
デメリット | 焦付きやすい 長期保温は不利 | 高価 重い メンテナンスが面倒(シーズニング) |
どちらも無水料理が出来るますが、取扱面では差があります。
アルミ無水鍋
無水鍋はアルミ製で軽く、取扱が楽ちんです。アルミ製ということは雪平鍋と同じ素材です。
雪平鍋と同じ扱いで良い、と考えて頂ければ普段使いとしていかに使いやすいか想像出来るでしょう。
鋳物ホーロー鍋
一方、鋳物ホーロー鍋は重く、メンテナンス性が悪いです。
ただし、ホーロー表面が綺麗で食卓にそのまま置いても映える美しさが魅力です。
鍋やパエリアなどそのまま食卓に置けるので、お皿代わりに使える楽ちんさがあります。
熱伝導率が高いと加熱の際に熱が伝わり易く、鍋の底だけでなく壁面も均等に温まり易い。
つまり、鍋にいれた食材を均一に温める事ができて、美味しさを閉じ込める事ができます。
利便性の比較|コンロ意外でも活躍できる
普段使い以外の用途として活躍する用途を紹介します。
無水鍋→キャンプ、バーベキューのお供に
無水鍋の魅力は軽さと実用性、ミリマルなデザインだと思っています。
キャンプやバーベキューなどのお供にも大活躍です。
持ち運び性:
取手が鍋と蓋についており、この取手を固定してしまえば一体化するので持ち運びが簡単です。
収納性:
蓋も鍋として使えるほど深さがあるので、内部の空間が広く、中に調味料や食材を入れておくことも可能です。
多様な用途:
蓋の部分もフライパンとして使用可能なので、同時に2つの調理が可能です。
ご飯も簡単に炊けるので、慣れない飯ごうでご飯を作るより確実に美味しくご飯が炊けます。
ストウブブレイザー→薪ストーブ料理に大活躍
我が家はストウブブレイザーも購入。理由は薪ストーブです。
鋳造製で耐久性のある、薪ストーブの上に置いてサマになる、ストウブ・ブレイザーを購入した理由です。
そしてなぜストウブラウンドココットやル・クルーゼにしなかったかと言うと、高さ制限です。
薪ストーブは薪や熾火でスペースが取られ、実際に使う際に鍋を入れようとすると高い鍋は入りません。
そこで高さが抑えられているストウブ・ブレイザーを選択。
耐久性(天板調理):
天板に鍋を置いたまま薪をガンガン焚いても平気です。
耐久性(炉内料理):
炉内に入れても調理可能なほど耐久性があります。
薪が熾火になっていれば、煤ける心配も少ないです。
熾火になっていない状態で薪ストーブの中に入れると、ホーロー表面に煤がついて色がくすんでしまいます。
注意が必要です。
薪ストーブ『ドブレヴィンテージ35』
薪ストーブと鋳物ホーロー鍋の話はまた今度まとめさせてもらいますね。
まとめ|普段使いには重くないこと、軽いが最強
軽いは正義。普段使いの便利さでは間違いなく無水鍋がオススメです。
重量もお値段も鋳造ホーロー鍋より圧倒的に軽いです。
我が家の普段使いの使用頻度95%は無水鍋です。
目的に応じた選択をして欲しいところです。
無水調理に興味がある、という理由であればやはり無水鍋がオススメですね。
一生モノの道具として家を守り続けてくれると思います。
ご家庭での使用はもちろん、結婚祝いなどの贈り物にも喜ばれると思います。
無水鍋オススメポイントまとめ
オススメポイントまとめ
軽くて使いやすい
料理の幅が広い
ごはんが美味しく炊ける
普段の料理が捗る、時短になる
特に炊飯機能。
どんな高級炊飯器よりごはんが美味しく炊けます。そこには越えられない壁があると確信しています。
鋳造ホーロー鍋オススメポイントまとめ
鍋もおしゃれにまとめたい、食卓に鍋を置いて食事を楽しみたい、じっくりシチューなどの煮込み料理を楽しみたい。
という方は鋳造ホーロー製の鍋もオススメです。
オススメポイントまとめ
おしゃれ、料理作ったまま食卓にそのまま置いても映える(食器代わりとしても使える)
鍋料理などに活躍
弱火でじっくり煮込み料理などに活躍
デメリットとして、重いです。鍋だけでも重い。食材を入れるとさらに重い。
洗った後にシーズニングも必要で、購入する際はその点の覚悟は必要です。
以上です。参考になれば嬉しいです。ではまた。
コメント
コメント一覧 (1件)
主婦として、すごく勉強になりました。ありがとうございます😊