オーディオテクニカ製ネックスピーカーのレビュー|軽量、コンパクトで子供も使えるモデル|ソニーなど人気機種とのメリット・デメリット比較

小学生の子供の学級閉鎖や親の会社のリモートワークなどで、それぞれがオンライン授業、オンライン会議をするといった機会が増えています。

お互いの音が気になってイライラが募る、なんて悩みも増えています。

AirPodsなどのスピーカー搭載イヤホンも便利ですが、まだ小さな子供向けに使わせるのは不安があります。

大人の方もイヤホンが苦手、完全に耳を塞ぐのは不安といった人には多いです。

そういった方にはネックスピーカーがオススメです。

こんな人にオススメ①|子供に使わせる不安

・イヤホンは耳が悪くなりそう。

・大きな音で聞いていないか不安。

・どんな会話を聞いているのか。どんなコンテンツを聞いているのか。不安。

こんな人にオススメ②|イヤホンは使いたくない理由

・イヤホンが苦手。耳に違和感を感じてストレスになる。

・子供が小さいので、物音は聞こえるようにしておきたい。

・子供が何をしているかも把握しておきたい。

我が家で選んだ購入候補、スペック比較、最終的に選んだ機種とその理由についてまとめていきましょう。

目次

ネックスピーカー4機種比較|売れ筋、人気のコンパクトタイプ厳選

子供も大人も使えるウェアラブルネックスピーカーを購入したいと考えました。

子供が小学2年生なので、大きく重いサイズは負担になるだろうと考えました。

そこで、機種選定のポイントは軽量、コンパクトタイプとしました。

だんな

子供の首にも負担にならない軽量タイプがいいね

奥様

首にかけていても邪魔にならないコンパクトサイズがいいな

耳に何か入れるのはイヤ。でも好きな歌は聴きたいな

候補にあげたのは、オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」、ソニー「SRS-NB10」、シャープ「AN-SS2B」、パナソニック「SC-WN10」の4機種です。

仕様比較

メーカーオーディオテクニカaudio-technica
ソニー 
SONY
シャープ 
SHARP
パナソニック 
Panasonic
商品名AT-NSP300BTSRS-NB10 WCAN-SS2BSC-WN10-K
通信方式Bluetooth5.0Bluetooth5.1Bluetooth5.0Bluetooth5.0
充電時間約3時間4時間2.5時間6時間
使用可能時間13時間20時間16時間13時間
最大通信距離約10m最大30m約10m約10m
質量約75g113g88g108g
約145mm191mm184mm189mm
高さ約15mm49mm18mm36mm
奥行き約150mm185mm185mm183mm
防水性能IPX2相当IPX4相当IPX4相当IPX4相当
マイク内蔵、通話可能内蔵、通話可能内蔵、通話可能内蔵、通話可能
言語(通知)日本語日本語日本語日本語
同梱専用USBケーブル(USB Type-A – Type-C)1.0mUSB Type-C ケーブルBluetooth送信機、
マイクロUSB充電ケーブル、
マイクロUSB給電ケーブル、
オーディオケーブル(3極φ3.5㎜)
ワイヤレス送信機,
ACアダプター(1個),
DCケーブル[1.2m、ワイヤレス送信機用](1本),
DCケーブル[0.5m、ワイヤレスネックスピーカー充電用](1本),
音声接続コード1.0m(1本)
各社カタログより抜粋、オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」の寸法は購入後に筆者測定

一番コンパクトで軽量のモデルだったオーディオテクニカ「AT-MSP300BT」を購入しました!

サイズ以外にもポイントになった点、買って分かったネックスピーカーのメリットを引き続き紹介します。

オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」を選んだ理由|コンパクトな寸法、子供に優しい設計

オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」のメリット、デメリットを踏まえて選んだポイント。

オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」のここが良い

コンパクトで軽量の特徴以外にも、子供に優しい設計が購入のポイントになりました。

オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」のここが良い

コンパクト:コンパクトで子供の首に乗っていてもスッキリ。

耳に優しい:最大音量が85dB(デシベル)に抑えられている。→音を大きすぎる事がない。

操作が簡単:再生、音量の操作ボタンが見た目でわかりやすい。手探りでもわかる形状になっている。

音量を示すdB(デシベル)という単位は聞きなれないかもしれません。

人の会話がだいたい70から80dB(デシベル)くらいです。

オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」では85dB(デシベル)までとありますので、最大でも少し大きい声の会話程度ということです。

耳に優しいという理由がわかりますね。

ちなみに、音量を示すdB(デシベル)については、別の記事でまとめていますので参考にしてみてください。

生活の中で触れる様々な音の大きさ(生活騒音)についてもまとめています。ネックスピーカーで85dB(デシベル)出れば、一般生活で使う分には十分である数値だとわかります。

大人が家事の際にネックスピーカーを使う場合、例えば食器洗いの際の音は60から70dB(デシベル)程度なので、ネックスピーカーの音が聞こえます。

奥様

私はノイズキャンセリングイヤホン苦手なので家事の時に使えて嬉しい

だんな

子供と二人きりの時はノイズキャンイヤホンで遮音するのは心配だしね

私が付けていても邪魔にならないよ

オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」包装と中身

製品のパッケージはシンプルです。中にはスピーカー本体と、充電用ケーブルのみ入っています。

iPhoneなどの携帯アダブターに接続すれば、充電可能。

寸法サイズについて、公式ホームページなどでは出てきませんので、縦横の寸法がわかる様にメジャーを当てた写真も撮りました。参考ください。

オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」のデメリット

オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」のデメリット

使用可能時間:使用可能時間が13時間と他社製品に比べて短い。

防水性が劣る:IPX2、他社はIPX 4になっています。

使用時間については、他社製品より劣りますが、13時間あれば十分です。充電はUSBを接続するだけなので、使い終えたら充電を心がければ問題ありません。

防水性については、数値的に劣るのはわかるが、どの程度?IPX2とIPX4の違いはなに?だと思います。

結論からいうと、オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」の仕様”IPX 2”で十分だと思います。

IP規格・防水保護構造および保護等級とは
携帯電話でも見かけるIP規格ですが、防水性に関して言うと、水の侵入に対する保護の等級になります。

・IPX2…垂直より左右15°以内いからの降雨によって有害な影響をうけない
(テスト方法:200mmの高さより15°の範囲3〜5mm /分の水滴、10分)

・IPX4…いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響をうけない
(テスト方法:300〜500mmの高さより全方位に10ℓ /分の放水、10分)

IPX2とIPX4を比較すると、IPX2が全方位に対する防水性が劣る事が推察されます。

しかしながら、IPX2の水滴の量も、ザーザー降りの雨くらいの量です。

普段の生活、皿洗いでの水の飛沫くらい問題ないレベルの防水性はあります。

スピーカーにうっかり水をこぼしてしまうようなミスがない限りは問題ない防水性は有していると思います。

音漏れのデメリットも理解はしておきたい、それでも普通のTV音以下

完全に耳を塞ぐタイプではない以上、音漏れはどうしても発生します。

ただ、普通にテレビや動画を見る時に漏れる音よりも十分に小さいですので、テレワークなどで子供の動画視聴の音で仕事が手に付かない、といった悩みは減ります。

小さいお子さんだとイヤホンは使えないし、何を聞いているかわからないもの不安になりますよね。

そういった意味で、ネックスピーカーをつけていない人にも少し聴こえる、というのがちょうど良いです。

ネックスピーカー付けていると動画の音がよく聴こえるよ

だんな

ネックスピーカーつけていない人には本当に遠くの方で音がする、と感じる程度だね

ネックスピーカーって結局どうなの?→こんな時に役に立つ4選|うるさくない?重くない?音漏れは?

子供が使う際に活躍するシチュエーション、便利と感じたシチュエーションを紹介します。

タブレットでの学習や学校のオンライン授業

ネックスピーカーは耳を塞ぎませんが、左右についているスピーカーが耳に向くようになっています。

そのため、小さな音量の設定でも周りの音に影響を受けにくく、クリアに聞こえます。

また、マイクが口の近くについていますので、オンライでの会話もスムーズになります。

だんな

小学校のPCについているスピーカーより高性能なので子供もストレス減ったみたい

パソコンの音はよく聞こえない時があったけど、首かけのスピーカーはよく聞こえたよ

在宅ワーク時の子供の動画鑑賞、ゲーム

親が在宅ワークの際に、子供に何をして遊んでいてもらうか、悩みますよね。

仕事中なのであまり話かけられては困る。

そうすると、やはりYouTubeなどの動画を楽しんでもらうか、映画を見ていてもらう、ゲームをする、といった時間を作ることになります。

ただ、その音が大きいとやはり困る、親の仕事が進まない、イライラしてしまう。となってしまいます。

そんなとき、お子さんにはネックスピーカーで音量を抑えてコンテンツ楽しんで貰えば、とても助かります。

奥様

少し音が聞こえるので変なもの見ていないかも分かって安心

変なものってなに?そんなの聞かないよ!

ドライブの際の動画鑑賞

また動画鑑賞です。すみません。でも子供は動画大好きなんです。YouTubeもAmazonプライム・ビデオも大好きなんです。

もう、令和の子育てに動画は欠かせません。仕方ありません。

ドライブ中もiPadで動画を楽しむ我が家の娘。車内は狭いので、はっきりいって少しうるさいです。

ネックスピーカーであれば付けている人はクリアに音が聞こえ、周りの人に届く音は小さいので、お互いにストレス減ってとても良いです。

特に、我が家の奥様は動画の音が大きいと疲れやすく、横目でついつい覗いてしまうと酔うので、娘にネックスピーカー付けてもらうと快適に車に乗っていられる様です。

奥様

車内で動画見たり、映像コンテンツの音声聞くと酔うので、音が聞こえにくくなってありがたい。寝やすくなってドライブも疲れが軽減したかも。

車がスピード出ている時とか音うるさくて動画の声が聞こえ難いときあるけど、ネックスピーカーがあると音がしっかり聞こえてサイコー!

家事のお供に(大人にも便利)

私はノイズキャンセリングイヤホンで騒音を抑えて音楽やオーディオブックを聴きながら家事をするのが好きです。

オーディオブックは家事の時間も本が読めるので、最近特にお気に入りです。

ただし、子供と二人きりの際などは、子供の声や物音が聞こえる様にしておく必要があるので、完全に耳を塞ぐイヤホンは付けられません。

ネックスピーカーであれば、耳は塞がないので本を読みながら、家事をしていても、子供の声や物音は聞き逃さないので安心です。

まとめ|子供の首に掛けても大きすぎないサイズ、オーディオテクニカ「AT-MSP300BT」

ネックスピーカーは耳を塞がず、適度な距離で音楽や動画の音が聞けてとても便利です。

TVからBluetoothを送信すれば、TVの音も楽しめます。

子供に使いやすくて、安心設計になっているオーディオテクニカ「AT-NSP300BT」のレビューも兼ねて色々とメリットを紹介しました。

小学2年生の子供にも大きすぎないサイズで、大人が付けても問題ありません。

子供も親も在宅が増えたご家庭にはとてもおすすめです。

軽くて細いから邪魔にならないし、動画見ててもママに『うるさい』って言われないからお気に入り。

奥様

娘の動画の音、気になってイライラする時があったけど、音がすごく小さくなったので私もストレス減ったな。
そして実は私も家事の時に、こっそり使ってる。オーディオブックや音楽など、良い息抜きになってお気に入り。

だんな

イヤホンより耳が疲れなくて良い!

補足|用途別の機種選定

ネックスピーカーについて、子供が使うにはオーディオテクニカ「AT-MSP300BT」で十分と説明してきました。

大人が使う分にも十分のスペックを有していて、コスパも良い製品です。

ただし、首回りのサイズが太めの人や、用途別に重視する仕様が異なると他社品の選択も良いと思います。

特に、大人の男性は体格を選ぶかもしれません。私は首回り41cm(シャツサイズはLサイズ)ですが、とくに小さ過ぎるとは感じませんでしたが、他社の製品の首回りサイズは似たりよったりなので、大人の男性用には小さめと考えた方がよいかもしれません。

大人の用途別には最後に補足で見解まとめます。合わせて参考ください。

大人の在宅ワーク用:軽量、高寿命、バランスタイプはソニー「SRS-NB10」

ソニー「SRS-NB10」はBluetooth5.1と通信規格のバージョンが高いです。これにより、最大通信距離が約30mとなります。他社のBluetooth5.0、通信距離約10mに比べて3倍の通信距離になります。

リモート会議に出席している際にも、ある程度PCから離れる事が可能です。会議中に資料を探す時などで一時的に離席しても会議の内容を聞き逃す事がないですね。

また、使用可能最大時間が今回選定機種の中では、最長の20時間です。充電は持つに越したことはありません。

祖父母へのプレゼント用|テレビ鑑賞用にはパナソニック「SC-WN10」

パナソニック「SC-WN10」は付属品が充実しています。

家電を使い慣れていない、使いこなすのに苦手意識がある人には、付属品が充実していた方が使い勝手が良いと感じました。

充電用のACアダプター、TV接続のためのワイヤレス送信機と、全て専用の付属品がついています。

私の母がまさに当てはまるのですが、家電が苦手な人は専用の付属品でなければ壊れないか、不安に感じてしまいます。

仕様もバランスが取れているので、家電に苦手意識ある人にはパナソニック「SC-WN10」が良いと感じました。

音質にこだわる人には

今回、音質については特に触れませんでした。基本的に、スマホやタブレット、PCのスピーカーよりもネックスピーカーの方が良く聞こえます、というスタンスです。

ただ、最近はウェアラブルネックスピーカーで音質にこだわった製品、立体的な音質を作り込んだ製品などバリエーションの富んでいます。今回紹介した機種の上位機種なども多々あります。

その分大きく、重くなるので今回紹介したような子供の使用、家事やテレワーク用とは用途が違うかな、と考えています。

製品自体が大きくなる分、スピーカーも大きくなって立体的な音が楽しめる。音楽や映画など集中して楽しみたい人には上位機種もオススメです。

その他ウェアラブルネックスピーカー

安価にこだわる人には

楽天で販売の安価ネックスピーカー

Bluetooth5.0対応で防水性もあり。中央部分にフレキシブル素材を使用しているので、着脱も簡単です。

ネックはバッテリーですね。連続運転6時間以上、というのは他の機種に比べて劣るポイントです。

スリーコインズのネックスピーカー

スリーコインズにも売っていました。店舗で現物確認しましたが、印象としては、大きく硬い。

まず太く、フレキシブルに動く部位がない点が残念です。硬いので首に巻くと疲れそうです。

バッテリーも4時間程度と短め。2200円と安価ですが、個人的にはすぐに使わなくなりそうと感じてしまいました。

とりあえず試してみたい、という方には良いかもしれませんが。

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